迫真バイク納車部、ジスペケの裏技
GSX-R1000R(2017年モデル)をお出迎えしました。名前はジスペケちゃんです。
形容し難い造形がカッコいい。
コケ傷まみれのB級車両を格安でゲットしたから、そこら中に謎のキズがある。
自分は「モノは使ってナンボ派」だから、走りに支障が無いのなら安値が正義で万々歳だ。
セルフ納車整備編
早速慣らし運転……と行きたいけど、先にやる事がある。
「格安でゲット(迫真)」にピンと来た人もいるかもしれないけど、安売り上等のチェーン店で購入したから納車整備は最低限の法定整備+αだけ。というかほぼ現車ママ渡しだから色々とツッコミどころがある。トラコンレベル1(10段階で最弱)&パワーモードA(3段階で最強モード)の迫真サーキット部仕様で引き渡しされた時は草しか生えなかった。納車即散り不可避。
店を出る前にトラコン5&パワーモードBに変更。試乗車よりもガッチガチに固いサスペンションにビビりながら帰宅。土日を待ってセルフ納車整備を開始だ。
この車両はなんとETCが標準装備されてる神仕様バイクらしい。マイバイク1号機のセローくんで通行券ライダーの苦悩は充分堪能したから、早速文明の力に甘えさせていただくとしよう。
まずはETCカードを装着するために前後シートを外します(クソ整備性)
バッテリーの脇にねじ込まれてるのがETC本体だぞぉ❤️ 凄いねぇ❤️ (建前)
おバカ!!!!!(本音)
いや、車載工具もあるし慣れれば10分かからず全バラシできると思うけど、万が一ETCゲートが故障で封鎖されていたら一般ゲートでシート着脱RTAが始まってしまうし、その際外したボルト類は神隠しに遭う自信がありますあります。
マジックテープ固定のサイドカバーくん
移設作業なりなんなり考えなければいけないが、ひとまず次に移ろう。
この車両は赤男爵の試乗会で乗った事があり、しなやかな足回りに感動してそれが購入動機の1つとなった。
が、帰宅途中での前後サスペンションの動きは岩のようで、段差で跳ねるわ曲がりにくいわシート高が何故か前より高いわで明らかにセッティングが取れてなかった。
サスセッティングは詰めようと思えば一生悩める沼だから、ひとまずは標準状態に戻してそこから考えよう。
ジスペケちゃんのサスは上等なタイプで、バネ自体の強さと伸び縮み減衰力の両方を調整できる。
今回はバネの調整工具を買い忘れたから(ガバ)伸び縮みの固さを標準に戻そう。
左側のツマミが圧側(縮む硬さ)の、右側のツマミが伸側(伸びる力)を調整する為のアジャスターだ。
左側のツマミは右に目一杯回してから左に2回転と1/2回転。
右側のツマミは右に目一杯回してから左に3回転。
これを左右のサスペンションで行う。
試しに車体を揺らしてみたら、頑として動かなかった前サスペンションが滑らかに動くようになった。とりあえずこのままで様子を見てみよう。
ちなみに前サスペンションは左右の固さを揃えないといけないのだけど、上の写真を見れば分かる通り、左右のつまみはバラバラに回されていたんですがそれは……前の持ち主はどんな運用をしてたのだろうか。
リアサスペンションも同じように伸び縮み減衰力の調整機構があるので標準に戻す。
左側のツマミを右に目一杯回してから左に2回転。
右側のツマミを右に目一杯回してから左に3回転。
リアサスペンションの方はあまり柔らかくならなかった。バネ調整が必要だけど、マニュアルには「店にやってもらえ」としか書いてないし、そもそも調整用の工具もない。これも後でやろう。後回しばっかじゃないか(呆れ)
でも最低限乗れる状態になったからヨシ! ツーリングが楽しみだ。